借金体質
米国の債務上限引き上げ問題については、8/2の期限を目処に大詰めの交渉が続けられているが、意見の相違は拡大している模様。米国では、政府が発行できる国債の上限が決まっている。既に債券の残高は14.3兆ドルに達しており、このままでいくと8月2日には債務の返済に支障が生じてしまう。
現在、議会ではこの定められた上限を引き上げる話し合いが行われいるが、上限の引き上げは借金の増加に繋がることから、反対意見もでており揉めている。
しかし、法案が通らなければ米国は社会保障給付や軍人年金業者への支払い債務利払いなどができず最悪の場合はデフォルトという明らかに自国に不利な状況に陥ることから、何らかの形で法案成立にこぎつけることには間違いないとみている。しかし、短期的な解決策が了承されたとしても、格付け機関が格下げを行わないという保証はない。ちなみに、米国は1917年に設けられたこの法律の債務上限を、これまでに74回も引き上げている。
その一方で、欧州では先週末にギリシャの救済案の承認がとれ一安心していたところだが、S&Pは同国格付けをジャンク等級内でさらに引き下げ「CC」に、見通しはネガティブとしたことに加えてイタリアの国債入札不調などから、対独国債スプレッドが拡大するなど引き続き不安定な状況。よって、リスク回避の動きとなり、スイスが買われる展開となっている。スイスフランは、対ドルで0.7994ドルまで史上最高値を更新した。
また、今週目立ったのは豪ドル。第2四半期消費者物価指数が市場予想よりも良かったことを背景に、次回理事会での利上げ見通しが高まったことが豪ドルの買い意欲を増加させた。
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